2024年7月に発売したStatic Eraser “Modern”、2025年6月に発売した同”Direct”は、今までにない除電シェルリングとして大変ご好評いただいております。これまで大掛かりだったり、手間がかかっていたりした再生時に累積する静電気が、シェルリングを付け替えるだけで改善するのです。この度発売するStatic Eraser “Custom”はStatic Eraserシリーズユーザーの皆様からご要望が多い、フリーサイズとなります。お客様のカートリッジ、ヘッドシェルに合わせて、最適な長さに切っていただくことを想定しております。
Static Eraser “Custom”には”Modern”と“Direct”のフリーサイズが1個ずつ入っています。それぞれの特徴は以下の通りです。
しなやかで整った音場表現
“Modern”は除電効果に加え、シェルリングとしての振動吸収特性を追求したモデルです。卜―ンアームは、どうしてもどこかしらにガタが生じます。ガタによる振動は針先に伝わり独特の音質をもたらします。シェルリングには、ガタを軽減し、音溝から素直な振動を拾い上げる役割があるのです。
“Modern”を装着することで、ガタの影響を効果的に吸収できるようになり、カートリッジが本来の音質を発揮します。高域の耳障りな響きがなくなることによる、豊かな低域、しなやかで整った音場表現が特徴です。
余計な色付けなし、ダイレクトな音質
“Direct”には、シェルリングとしての振動吸収効果をあえて持たせませんでした。録音に込められた音・プレイヤーシステムの特徴そのものをストレー卜に引き出すチューニングです。また、ゴムという素材の特性上、ロックナットとヘッドシェルが密着し、ガタが出ないという効果もあります。
余計な色付けのない、ダイレクトでエネルギッシュな音の立ち上がりと抜け感が魅力です。音の密度やスピード感を重視する方に最適です。また、シェルリング不要派の方にも、“Direct”は大いにお勧めします。
なお、”Modern”と“Direct”の放電特性に大きな違いはございません。
放電性能を最大限発揮するためには、盤面とStatic Eraser下端の距離が重要です。接触しない範囲で近ければ近いほど効果を発揮しますが、余り近すぎると盤の反りで、Static Eraserが接触し、針飛びの原因となります。お使いのカートリッジ・ヘッドシェルに合わせて、レコードに針を落としてStatic Eraserが盤面から2mm程度になるように下端を切断ください。このとき、下端ができるだけ水平になるように切断ください。なお、切断面の鋭利さ等は放電性能に特段影響しません。
製品名:Static Eraser “Custom”
品番:TW-SE-CTM
素材:導電性ゴム
サイズ:シェルリング形状・2種付属
Modern(MDN-C) 12x46x0.5mm
Direct(DCT-C) 12x46x0.5mm
重量:0.1g以下
標準的な小売価格:13,200円(税込)
発売日:2025年8月5日
JANコード:4589631464970
保証期間:12ヶ月
使用上の注意